Oracle Database Applianceの検証

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第3回「ソフトウェア」

著者:金永昊

Oracle Database Applianceのソフトウェア

データベースの導入と管理を容易にするために、Oracle Database ApplianceにはAppliance Managerソフトウェアが採用されており、ボタン1つで自動的にデータベース・サーバーのプロビジョニング(provision)、パッチ適用、および診断ができるようになっています。

Appliance Managerの機能により導入プロセスが大幅に簡素化され、オラクルのベスト・プラクティスに沿ったデータベースが構成されます。また、ファームウェアとソフトウェア全てを含むアプライアンス製品全体に1回の操作でパッチ適用ができ、システム・メンテナンスが劇的に簡素化されます。 Appliance ManagerでOracle RACを構成すると、わずか1時間半でOracle RACを構成できます。

組込みの診断機能はシステムの監視を行い、コンポーネント障害、構成上の問題、ベスト・プラクティスからの逸脱を検知します。Oracle Supportへ問合せが必要な場合には、Appliance Managerは関係する全てのログ・ファイルとシステム環境データを収集し、1つの圧縮ファイルを作成します。 また、Oracle Database ApplianceのAutomatic Service Request機能を使用すれば、Oracle Supportに対して自動的にサービス・リクエストを登録することができるため、問題の早期解決に役立ちます。


Oracle Database Applianceのソフトウェア

Oracle Software

・Oracle Linux Release 5.5 (プリインストール)
・Oracle Appliance Manager (プリインストール)  ※1
・Oracle Auto Service Request (バンドル)  ※2

Oracle Database Software
(別売)

・可用性の要件に応じたOracle Databaseソフトウェアの選択肢:
・Oracle Database Enterprise Edition 11g(11.2.0.2)
・Oracle Database Enterprise Edition 11g および
Oracle Real Application Clusters One Node
・Oracle Database Enterprise Edition 11g および
Oracle Real Application Clusters
・その他のOracle Databaseオプション
・Database Enterprise Edition 11g オプションソフトウェア
・Enterprise Manager Management Packs for Database Enterprise Edition 11g

クラスタウェア

・Oracle Grid Infrastructure

サブキャパシティ・ソフトウェア・ライセンシング

・1サーバー・ノードあたり2、4、6、8、10、12コアの有効化およびライセンス
注:両方のサーバー・ノードで同じ数のコアを有効化する必要があります。
高可用性の要件に応じて1ノード、2ノードでライセンスを使用することが可能です。


※1 Oracle Appliance Manager:パッチ管理機能
・ファームウェア、OS、データベース、クラスタウェアのパッチを一括で適用可能
※2 Oracle Auto Service Request(ASR)
・自動的にH/W障害を検知、ログを収集、SR発行まで行うことが可能


構成可能なデータベースタイプ

Oracle Database Applianceでは、Oracle Single Database、Oracle RAC ONE、Oracle RACのタイプから選択して構成できる。

① Oracle Database Enterprise Edition 11g Single



② Oracle Database Enterprise Edition 11g Real Application Cluster One Node



③ Oracle Database Enterprise Edition 11g Real Application Cluster


データベース・クラス

項目

Very Small

Small

Medium

Large

Very Large

メモリー:SGA (MB)

4096-8192

8192-16384

16384-24576

24576-49152

49152

メモリー:PGA (MB)

2048-4096

4096-8192

8192-12288

12288-24576

24576

プロセス数

200

400

800

1200

2400

ログバッファサイズ

16 MB

16 MB

32 MB

64 MB

64 MB

REDOログ・ファイル

1 GB

1 GB

2 GB

4 GB

4 GB

※Oracle Database Appliance環境にて、Oracle Database Configuration Assistant (DBCA)使用可能


Oracle RACのデータベース容量

コンポーネント

Very Small

Small

Medium

Large

Very Large

ノードあたりのCPU(コア)数

1

2

3

4

12

ノードあたりのメモリー(GB)

6

8

32

48

96

DB 容量(GB)

136

273

546

819

1638

REDOログ・ファイル (GB)

1

1

2

3

4

MAX DB数

12

6

3

2

1

I/O per seconds
(IOPS)

300

600

1300

2000

4000

Throughput
(MB / second)

250

500

1000

1500

3000

Log generation
(MB / second)

6.83

6.83

13.65

27.30

27.30

※ external backup tapeをつけると最大3.2TBまで使える。
※ IOPSの値は、5 millisecondsの応答時間の想定値である。(OLTPシステム環境)
※ スループットMBPSは1MB。
(データ・ウェアハウス環境での各データベースのシーケンシャル読み込み量/書き込み)
※ REDOログ・ファイルのサイズは、各インスタンスに4つのREODOログ・グループの容量
※ Log generationは、各インスタンスに15分間のログ・スイッチの容量


第4回に続きます……