Oracle Database Applianceの検証

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第4回-1「Oracle RAC構築-ハードウェア編」

著者:関口隆二

Oracle Database Applianceのネットワーク環境

 

ILOM

Public IP

Virtual IP

SCAN IP

10Gb IP

DB Appliance SN0 (下側)

192.168.0.1

192.168.0.3

192.168.0.5

192.168.0.7

192.168.1.1

DB Appliance SN1 (上側)

192.168.0.2

192.168.0.4

192.168.0.6

ZFS Storage Appliance

192.168.0.11

192.168.0.12

192.168.1.11



図 Oracle Database Applianceのネットワーク環境


ネットワーク設定

ネットワーク・インタフェースは全てDHCPとなっている為、DHCPサーバーがない環境では静的にNW設定を行う必要があります。また、Oracle Database Applianceは2サーバー・ノードで構成されますが、1号機と2号機間の接続は筐体内部で行われるため、NW設定、ケーブル結線は不要です。 プリインストールの状態でNIC冗長化まで行われている事から、インフラ / ネットワークエンジニアの工数を軽減する事ができます。さらに、10ギガビットの環境も用意されているのでストレージとの接続においても構築負荷を下げる事ができます。


ネットワークモジュールの状態

[root@test011 ~]# cat /etc/modprobe.conf
alias scsi_hostadapter mpt2sas
alias scsi_hostadapter1 ahci
alias scsi_hostadapter2 usb-storage
alias eth0 e1000e
alias eth1 e1000e
alias eth2 igb
alias eth3 igb
alias eth4 e1000e
alias eth5 e1000e
alias eth6 e1000e
alias eth7 e1000e
alias eth8 ixgbe
alias eth9 ixgbe
alias bond0 bonding
options bond0 mode=active-backup miimon=100
alias bond1 bonding
options bond1 mode=active-backup miimon=100
alias bond2 bonding
options bond2 mode=active-backup miimon=100
alias xbond0 bonding
options xbond0 mode=active-backup miimon=100


表 Bondingの設定状況

Bonding Interface

Mode

リンク監視

物理 インターフェース

bond0

Active / Backup

Miimon監視1000秒

Ethernet 2、Ethernet 3

bond1

Active / Backup

Miimon監視1000秒

Ethernet 4、Ethernet 5

bond2

Active / Backup

Miimon監視1000秒

Ethernet 6、Ethernet 7

Xbond0

Active / Backup

Miimon監視1000秒

Ethernet 8、Ethernet 9


ラックマウント

Oracle Database Applianceのハードウェア構成は4Uの筐体に2サーバー・ノード、Diskが搭載されています。同規模のシステムを個別のHWで構築する際に発生するスペースと比べると設置スペースを節約でき、起動した後の発熱は検証時においては気にならないレベルです。

重量は72Kg程度です。これは420Rや、V490といったSUNの4Uサーバーと比べると段違いに重たいです。非常に重く、持ち手もない為Oracle社では4人でのラッキングを推奨しています。重さだけみるとラッキングは困難に思えるが、ラックマウントキットが本製品の重さをカバーしています。通常の4Uサーバーをラックマウントする際に設置するラックマウントキットはレールのような形状をしており、サーバー側の受けに合わせながらマウントする為、少しでも位置がおかしいと失敗する事も多いです。本製品のラックマウントキットはレールに合わせるというよりは、棚に置くような感じです。

ラックマウントする際は重さ以外では何の問題もなくスムーズにマウントできます。
製品の重さはありますが、マウントキットが優れている為、ラッキングマウント時の工数も軽減できます。もし、1人でラックマウントする状況に置かれた場合、筐体に搭載されている2サーバー・ノード、Disk装置、電源ユニットを取り外すことで重量を減らす事ができます。筐体をラッキングした後、外した機器を取り付ければ1人でもラッキングでできますが、Oracle社の推奨ではないと思われるので保障しません。

図 ディスクを抜いたOracle Database Appliance前面写真


ラックマウントキット




ラックマウントキットを取り付けたところ




ラックマウントしたところ


図 Oracle Database Applianceのラック写真