性能診断・チューニングサービス 【導入事例】

パッケージソフトのスケールアップを大幅に向上させ、 より大規模なユーザーへの導入を実現。

株式会社サイエンティア

scientia
第2事業部 システムグループ
グループマネージャー
鈴木 玄令 様

導入製品: Oracleデータベースコンサルティングサービス、Performance Analyzer 4
導入目的: パッケージの大規模ユーザへの対応
導入結果: スケーラビリティ向上

人材管理パッケージソフトのパフォーマンスを改善

ヒューマンリソースマネジメントのソリューション提供を中心に、人事業務・制度の運用改善、運用定着までのコンサルティング、ならびに「Progress@Site」をはじめとするソフトウェアの開発・販売を行っている株式会社サイエンティア。  アクアシステムズのチューニングサービスを活用することでパッケージのスケーラビリティを大幅に向上させ、より大規模なユーザへの導入を実現させた。

利用者の急増に耐えうる性能確保が急務に

株式会社サイエンティアのProgress@Siteは、目標管理や能力評価、キャリア開発計画などの様々なコンテンツで構成された人材管理システムである。Progress@Siteは、期末の評価入力や目標設定の時期など、一定の期間に特にアクセスが集中するシステムであるため、お客様の規模が大きくなるにつれて、パフォーマンスへの影響も非常に大きくなってくる。当時、数万人規模のユーザをサポートするための、パフォーマンスの分析・検証が急務であった。
 そこで、Oracleに関する豊富な知識を持ち、数多くのデータベースをチューニングしてきたアクアシステムズのコンサルタントに、現状分析とチューニング支援を依頼することとなった。

自社ツールと分析ノウハウにより、1ヵ月という短期間で成果

アクアシステムズのチューニングサービスは、キックオフ後、テスト計画立案からチューニング、実装、性能試験までを集中してスピーディに行えるところが大きな特徴の一つである。
これは自社ツール「PerformanceAnalyzer 4」(以下、PA4)を用い、現状のOracleデータベースの情報はもちろん、OS情報(CPU・メモリ・ディスクI/O等)をも短期間で採取することができるからである。
この結果を元に分析を行い、正確な診断結果を報告し、課題解決へ向けてスケジュールを組み立てる。

パッケージソフトのチューニング目標

チューニングを行う際は、まずお客様と性能目標の設定を行う。サイエンティア様のケースでは、オンラインレスポンスがターンアラウンドタイムで最大6秒以内という基準があった。検証環境で性能を分析した結果、同時トランザクション数が増えた場合、現状のサーバスペックではリソースが不足し、満足の行くパフォーマンスが出せないことが予想された。
 そこで以下の目標設定を行い、レスポンスの基準を満たし、かつサーバスペックに対し使用率に余裕のある状態を維持するチューニングを目標とした。

・オンラインレスポンスを最大6秒以内にすること。
・CPU使用率が70%を下回ること。
・メモリ使用率が70%を下回ること

チューニング困難と言われるパッケージソフトのチューニング方法

パッケージであるため、SQL文などのアプリケーションの変更を行うことはできない。この制約の中で目標を達成するため、サイエンティア様の環境で選択したのは次のチューニング手法であった。

  1. OSのカーネル値変更
    カーネルパラメータのプロセス数の制限値とOracleへの同時コネクション数を変更。コネクション獲得のボトルネックが解消されて同時利用者数を増加させることが可能になった。
  2. 初期化パラメータ変更
    パラメータのチューニングにより、SQLの解析にかかっていたコストを大幅に削減。解析の待機時間を短縮してレスポンスを1秒以内に安定化させると同時に、CPU使用率も約30%削減した。
  3. インデックスの見直し
    効率良く目的のデータにアクセスできるようインデックス設計を変更。無駄なリソース消費が削減され、CPU使用率が低下した。

パッケージソフトでもチューニングはここまでできる

Oracleプロフェッショナルサービスを提供するアクアシステムズでは、お客様環境の制約に応じて、最適なソリューションを提示することができる。
これらのチューニングの結果、キックオフから1ヵ月という短期間で、改善目標はすべてクリアし、CPU使用率は半減、スループット(トランザクション数)においてはこれまでの3倍の性能を実現した。

株式会社サイエンティア

代表者:代表取締役社長 荒井 秀和
事業内容:人事業務・制度の運用改善
資本金:7,000万円
・人材に関するパッケージ・システム
・人材マネジメント(HRM)システム「Progress@Site」
・国立大学法人人事給与統合システム「U-PDS」