パフォーマンスデータ収集機能〜パフォーマンスデータ状況を定期的に診断〜

パフォーマンスデータ収集機能は、Performance Analyzer 4の中心となる機能です。V$やX$といったOracleの稼働情報や、OSのパフォーマンス情報を定期的に収集して蓄積します。Performance Analyzer 4では、この機能をロギングと呼びます。 この蓄積したデータを活用することによって、トラブルを未然に防止し、データベースのボトルネックを究明します。また長期間にわたって蓄積したデータを分析することで、将来のシステムプランニングにも役立てることができます。

サーバーの負荷を最小限にするアーキテクチャ

Performance Analyzer 4のアーキテクチャ

いくら健全なデータベース運用のためとは言っても、本番稼働しているシステムに大きな負荷をかけるようでは実用的ではありません。そこでPerformance Analyzer 4では、アクアシステムズ社独自の方式で性能データを収集し、管理対象のデータベースとは別に蓄積することによって、導入によるシステムへの負荷を最小限にしています。

 また重要なシステムであるほど、データベースサーバーには余計なソフトウェアやスキーマをインストールしたくないものです。Performance Analyzer 4はエージェントソフトなしでも使用でき※1、監視対象のデータベースに余計なユーザーやスキーマを作る必要もありません。

※1: エージェントを使用しないときにはOSデータを取得できないなど、一部機能制限があります。

わかりやすいレポート

診断レポートサンプルせっかくデータを収集したとしても、それを読みこなせなければ宝の持ち腐れです。 診断レポート機能を利用すれば、対象の期間を指定するだけで、取得したデータを分析し、データベースをカテゴリごとに100点法で採点します。 またそれらを総括したポイントや改善のヒントなどを提供します。

詳細なデータで分析も可能

診断レポート機能を使用すれば、データベースの大まかな動作傾向や問題を把握できますが、より詳細なデータを見たいこともあります。そのようなときに役立つのが統計量Profileと統計量Listです。

 統計量Profileは、GUI版のStatspackとも言える機能で、任意の2点間のパフォーマンス情報を表示します。待機イベントやロードプロファイル、初期化パラメーターなどさまざまな情報を表示できます。

 また統計量Listは、折れ線グラフを生成する機能です。気になるOS情報やデータベース情報をグラフ化することで、時系列の遷移を把握し、それぞれの相関を調べることができます。また元となるデータは、CSVファイルへ保存することや、Excelへのカット・アンド・ペーストが可能です。

ステータスProfile

幅広い動作環境

監視対象のデータベースとして、Oracle8iから最新のOracle Database 11gまで、幅広いバージョンをサポートしています。プラットフォームもWindowsやUNIX、Linuxと、ほとんどすべてをカバーしています。そのためさまざまなOracleデータベースが混在する環境でも、一つのPerformance Analyzerで一元管理が可能です。

Performance Analyzerクライアントが動作する環境としては、WindowsとLinuxをサポートしています。

柔軟な運用環境

取得したデータは、監視対象と異なるデータベースに保存します。そのため監視対象のデータベースに障害が発生したときでも、直前に保存したデータまでは参照できます。それをトラブルシューティングに役立てることもできます。

 また取得したデータは簡単にインポート/エクスポートできます。そのため監視対象のデータベースとは接続していないネットワークでも取得した情報を分析できます。エクスポートファイルには、パフォーマンスに関する情報だけで、アプリケーションのテーブルデータは含まれていないのでセキュリティ上も安心です。

 Thinクライアント機能を利用すれば、Performance Analyzer 4をインストールしていないコンピューターからでも使用できます(Java Web Startを使用 ※2)。価格体系は、監視対象のインスタンス単位なので、Performance Analyzer 4を使用する人が増えてもライセンスは変わりません。

※2: Javaで書かれたGUIアプリケーションをブラウザ経由で自動的にダウンロードして実行する機能。一般的なアプリケーションのように明示的にインストールする必要がない。

Oracle RAC対応

Oracleが誇るクラスタテクノロジーOracle Real Application Clusters(Oracle RAC)にも対応しています。Performance AnalyzerのOracle RACオプションを使用すれば、複数ノードを一つのビューで表示することや、RACに属するノードの稼働状況を比較できます。